マニュアルマッチングツールの仕様

※ソフトを持っていない方には全く関係のないページになります。

 

SIFTマッチングなどでは、どうも上手くマッチングしない……。けれども、2つの画像間の正しい対応をとらなければいけない場合などに、マウスクリックによる手動で対応をとるツールです。

 

以下、かなり雑な操作説明……。

 

 

★画面の説明

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左側からに操作アイコン、画像1(水色枠)、画像2(ピンク枠)、マッチングリストになっています。

操作アイコンは次の項目で説明します。

画像1,2はまず、上にその画像のアドレスと名前、その下に画像の全体、さらにその下に画像の一部分を表示してあります。画像の一部分は画像全体のところに表示されている枠の内部が表示されています。

右上の数字は作業中のIDです。

その下には、マッチングリストが表示されています。白・水色・ピンクのチェックボックスは削除アイコンを使うのに利用します(後に説明)。また、2つの画像でマッチングできていないものは赤の!が表示されます。

画面、右下の黒十字は、左クリックで、マッチングIDを新規で作成します。

 

 

★操作説明

基本的にはマウスのみの操作になります。

まず左側に縦に並ぶアイコンの説明です。

1:新規作成(白紙のアイコン)

現在の作業を破棄し、新しい作業に移ります。

2:保存(フロッピーディスクのアイコン)

保存します。

後に説明する「コマンドラインからの実行」でない場合、保存される出力データの名前はoutput.txtになり、保存される場所はmanualMatching.exeと同じ場所になります。

3:クリック(矢印のアイコン)

基本的にはこのアイコンを左クリックしたあと、手動マッチングを行います。

このアイコンがうっすら光っているときに画像をクリックすると画像のクリック位置の座標を記録します。

4:移動(十字の矢印のアイコン)

このアイコンがうっすら光っているときに一部分画像を左クリックしながらマウスを動かすと表示範囲が動きます。

5:ズーム(虫眼鏡のアイコン)

このアイコンがうっすら光っているときに一部分画像を左クリックすると、拡大され、右クリックすると縮小されます。

6:選択(点線四角のアイコン)

このアイコンがうっすら光っているときに画像(全体・一部分の両方で可)を左クリックしながらマウスを動かすと緑の四角が表示されます。その状態で左クリックを解除すると、その緑の四角に含まれるマッチングの白・水色・ピンクのチェックボックスが反転します。

7:線の表示(斜め線のアイコン)

手動マッチングの結果の線を表示、あるいは非表示にします。

8:点の表示(バツのアイコン)

記録されている座標を点を表示、あるいは非表示にします。

9:IDの表示(吹き出しのアイコン)

マッチングリストのIDを表示、あるいは非表示にします。

10:グレースケールに変更(グレーのグラデーションのアイコン)

表示されている画像をグレースケールに変更します。

11,12,13:削除(ゴミ箱のアイコン)

チェックボックスにチェック(■)が入っているものを削除(初期化)します。

ピンクのみにチェックがはいった状態でピンクの削除アイコンを左クリックすると、右側の画像の座標情報が削除されます。

チェックがどのマッチングにも入っていない状態で削除アイコンを左クリックすると、全てが削除されます。

14:HELP

このサイトに飛びます。

その他:

マウスホイールの回転でもズームしますし、マウスホイールを押したままで動かすと4の移動ができます。

また画像の読み込みはドラッグアンドドロップで行います。

保存されるデータの名前はコマンドラインからの実行でのみ変更できます。

 

コマンドラインからの実行

コマンドラインでの実行は以下の3パターンで可能。

> manualMatching img1.png,img2.png,output.txt

読みこむ画像1、読みこむ画像2、出力のテキストデータのアドレスと名前をコンマで区切って入力。

> manualMatching oldOut.txt,newOut.txt

すでに保存したある出力データ、新たに保存する出力データのアドレスと名前をコンマで区切って入力。もちろん、oldOut.txtを読み込み、その続きから始まる。

> manualMatching oldOut.txt

すでに保存したある出力データのアドレスと名前を入力。もちろん、oldOut.txtを読み込み、その続きから始まる。

 

★保存されるデータ(.txt)

保存されるデータはテキストファイル(.txt)で出力されます。

1行目は、画像1のアドレスと名前。

2行目は、画像2のアドレスと名前。

3行目は、マッチングの個数。

4行目以降は、マッチングしたものの画像上の座標で、『画像1のx  画像1のy  画像2のx  画像2のy』になっています。削除アイコンによって初期化されたものはー1が入っています。